#子育て
思わず誰かに教えたくなる 読み聞かせで爆笑が起こる絵本2選
数百冊の絵本を所有している筆者の家庭では、実にさまざまな絵本を子どもたちに読み聞かせています。名作や学習系絵本のこともありますし、子どもたちが選ぶ絵本を読むこともあります。
今回ご紹介するのは、ギャグ漫画ならぬギャグ絵本というジャンルがあればぴったりかもしれないと思う2冊です。
1.ぶたぶたくんのおかいもの
土方久功/作・絵
こぶたの「ぶたぶたくん」の本当の名前は、よく分かりません。ぶたぶたくんは、歩くときもそうでないときも、大きな声や小さな声で「ぶたぶた」という癖があります。そのためいつの間にかみんなが「ぶたぶたくん」と呼ぶようになってしまったのです。
お母さんまでも、自分でつけてあげた名前を忘れてしまって、「ぶたぶたくん」と呼ぶのだそうです。
ある日、ぶたぶたくんはお母さんにおつかいでお買い物を頼まれました。
はじめはパン屋さんでパンを、次に八百屋さんでじゃがいもとトマトを、その後、お菓子屋さんで好きなものを買っていいということでした。
「僕ひとりで行けるよね。何度もお母さんと行って知ってるものね」
ぶたぶたくんはそうと言うと、かごを持って出かけていきました。
「僕はこぶたのぶたぶたくん・・・小さな声で ぶたぶたぶた」
パン屋さんでの買い物がすみ、八百屋さんに行くとからすのかあこちゃんと出会いました。
八百屋さんでの買い物が終わると、ぶたぶたくんとかあこちゃんは一緒にお菓子屋へ行くために歩き出しました。
「ぶたぶた かあこお ぶたぶた かあこお あたしが かあこお あなたが ぶたぶた
2人でぶたぶた かあこおと 二人でぶたぶた かあこおと」
ぶたぶたくんとかあこちゃんの、「ぶたぶた かあこお」を繰り返すおしゃべりの場面では、子どもたちが声をあげて笑います。
2.3びきのかわいいオオカミ
ユージーン・トリビザス/文、ヘレン・オクセンバリー/絵、こだまともこ/訳
あるところに、3匹のかわいいオオカミがお母さんと一緒に暮らしていました。ある日、お母さんが3匹を呼んで言いました。
「そろそろ広い世界に出ておいき。自分たちのうちを作りなさいな。でも、悪いおおブタには気をつけるのよ。」
そうして、3匹のオオカミは、広い世界に出ていきました。
しばらく行くとオオカミはレンガを運んでいるカンガルーにあいました。カンガルーにレンガをわけてもらったオオカミたちは、レンガのうちを建てました。
ところが、次の日、悪いおおブタが小道をぶらぶらとやってきました。3匹のオオカミたちは、おおブタがやってくるのを見るとうちの中に逃げ込んでドアにカギをかけました。
中に入れろ!というおおブタ、いやだよ!とうちの中で怖がる3匹のオオカミたち。
そのうち、おおブタはふうーっぷうーっと息を吹いたりしましたがうちは壊れません。
ところがこのブタ、もうとんでもない悪ブタだったのです。大きなハンマーを持ってきていきなりレンガのうちを壊してしまいました。
3匹のオオカミは、やっと逃げ出すことができましたが、怖くて震えあがってしまいました。
「もっと丈夫なうちを建てなくちゃ」と今度はコンクリートのうちを建てましたが・・・。
あれ?登場人物の異なる似たようなお話(3匹のこぶた)が思い浮かびますよね(笑)
筆者のまわりでは、「3匹のこぶた」の話を知っている子どもに読んであげると、爆笑すること間違いなしでした!
rimos
小学生と保育園児の姉妹育児中のママ。金曜夜のビールが大好物。仕事も家事も時短命。
ライター紹介
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