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【秋の読書週間】3〜4歳におすすめの絵本4選!絵本に効果的な読み聞かせのポイントとは?

毎年10月27日〜11月9日の2週間は、秋の読書週間です。秋の夜長に、親子で読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。この記事では、3〜4歳向けの秋を感じる絵本を紹介します。絵本に集中させるポイントも解説しているので、読み聞かせの前にチェックしてみてくださいね。

もりのおふろやさん

もりのおふろやさん(ぽかぽかおふろ)
作・絵: とよた かずひこ
出版社: ひさかたチャイルド

<あらすじ>

紅葉真っ盛りの森にわいたお風呂に、次々と動物たちが集まってきます。「ふあ〜〜〜」と声を漏らしてお風呂につかる動物たちは、なんとも気持ちよさそうな表情。

月夜を眺めながら温まっていると、岩の向こうから「かわいいねぇ」と声が聞こえてきます。覗いた先の小さなお風呂には、くまの親子を囲むサルとリスとウサギ。そして最後は、お風呂がぐらぐらっと揺れて…。

<おすすめポイント>

お風呂から上がった動物たちは心も体も温まった様子で、読んでいるこちらまで幸せな気持ちになります。秋風を感じ、ゆっくりお風呂に入りたくなる絵本です。

たぬきのおつきみ


たぬきのおつきみ
作: 内田 麟太郎
絵: 山本 孝
出版社: 岩崎書店

<あらすじ>

おつきみの日、村は稲穂で真っ黄色に染まり、村人はとてもご機嫌です。こっそりとその様子を見つめるたぬきも嬉しそうな顔。

たぬきは「ちょっぴりちょっぴり」と言いながらお米やお芋、お地蔵さんのお供物をいただき、すすきを刈って、きれいな服を着て…。たぬきたちも、お月見の準備を進めていきます。

<おすすめポイント>

満面の笑みを浮かべるたぬきを見ていると、こちらまでお月見を心待ちにしている気持ちが伝染してきます。お化粧をしたたぬきの顔に、大爆笑間違いなし!お月見をする意味を知るきっかけにもなる物語です。

ねずみのいもほり

ねずみのいもほり
作:山下 明生
絵:いわむら かずお
出版社:ひさかたチャイルド

<あらすじ>

7つ子のねずみたちは、お父さんといっしょに芋掘り大会に行くことになりました。お父さん手作りのスコップをソリにしたり、ケーブルカーにしたりしながら会場に向かいます。

芋掘り大会では、見たこともないほど大きなお芋を見つけたねずみの親子が一等賞になりました。
大きいお芋をお母さんに持って帰ろうとしますが、重くて持ち上がりません。そこでお父さんが思いついたアイデアとは…?

<おすすめポイント>

ビビットな色合いが多い3〜4歳向けの絵本ですが、7つ子ねずみシリーズは、自然に近い優しい色合いです。まるで7つ子のねずみたちと一緒に森に迷い込んだような気分になれますよ。

モリくんのハロウィンカー

モリくんのハロウィンカー
作・絵: かんべ あやこ
出版社: くもん出版

<あらすじ>

こうもりのモリくんがハロウィンパーティーのために用意したのは、カボチャで作ったランタンの車です。仮装した森の友達を乗せて、「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」のかけ声と共に森のおうちをまわります。でも楽しい道すがら、ハロウィンカーから離れたねずみの兄弟が本物のお化けに遭遇してしまって…。

<おすすめポイント>
人気シリーズ「こうもりのモリくん」の第4弾。ハロウィンならではの「ワクワク」と「ドキドキ」の空気感が満載の1冊です。表情豊かなキャラクターの可愛さだけでなく、かぼちゃのランタン、おばけやクモ、黒猫などハロウィンのモチーフは、ちょっぴり不気味ですが、大人も子どもも惹きつけられる1冊です。

3〜4歳の子に絵本を読み聞かせる時のポイント

「読み聞かせ中に集中して絵本を聞いてくれない」と悩んでいるママは多いのではないでしょうか。そんな時は以下のポイントをチェック!

年齢に合った本を選ぶ

3〜4歳ごろは、急激に語彙力が増え、思考力や認識力が高まります。起承転結がある簡単なストーリーの内容も、しっかりと理解できるようになる子も多いでしょう。

集団で遊んだり他者と協力することが少しずつ見られる時期でもあります。絵本の登場人物が協力して何かをやり遂げるようなストーリーは、人との関わりへの意識が芽生えてから自分の経験に当てはめて楽しめるのではないでしょうか。

食事やトイレなど基本的な生活習慣が1人でできるようになる時期でもあります。そういった生活習慣を学べる内容の絵本もおすすめです。

参考:厚生労働省 3 歳以上児の保育に関するねらい及び内容 (118P、P255以降)

話を中断しない

読み聞かせの途中で子どもに意見を求めたり、挿絵の説明をしながら読み聞かせをする方は多いのではないでしょうか。しかし、途中で親が話しかけると、絵本の世界に入っている子どもの気をそらしてしまいます。また、オーバーな抑揚をつけたり大袈裟に声色を変えると、子どもの集中力を途切れさせる原因になるので避けるのがベター。話の流れが中断しないように読み進めましょう。

秋を感じる絵本で四季を楽しもう

秋は芋掘りやお月見、ハロウィンなど、子どもが楽しめる季節のイベントが盛りだくさんです。実際に体験する前に絵本を読んで理解を深めるなど、子どもとの日常に絵本を取り入れることでそうですね。

今回は、3〜4歳の子どもが楽しめる簡単なストーリー仕立ての絵本を紹介しました。子どもが絵本の世界に入り込めるように、年齢に合った本を選ぶこと、そして話の流れを止めないことを意識して読み聞かせをしてみてはいかがでしょうか。

藤永瞳
一男二女の子育てをしながらフリーライターとして働く兼業ママです。お菓子作り、ネットショッピング、お得情報、読書が大好きです!

ライター紹介

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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